アライグマの捕獲に成功した話

資材

お疲れ様です。

みい@博士(農学)です。

 

最近、畑にこんな足跡がつくようになりました。

アライグマ 足跡

前足と後ろ足で形が違う動物です。調べてみるとアライグマらしいと分かりました。

トウモロコシや果樹で被害が出るので、その前に要対策です。

そこで今回は、この足跡の主のアライグマ(特定外来生物)が、捕獲器に入ったので、その一部始終をお伝えします。

 

捕獲器設置初日

市役所から貸与された捕獲器を設置しました。

役所からいただいた資料によると、キャラメル味のコーンスナックや、殻付き落花生ドーナツが好物とのことです。

みい
みい

かなり甘党ですね!

今回は、キャラメルコーンを檻の中から外まで撒いておきました。

東ハト/キャラメルコーン 5袋入
捕獲器設置のポイントは、いつも出てくる場所かつ、日陰がおススメです。生きた状態で引き渡さなければならないため暑い場所だと引き渡しまでに弱ってきてしまいます。

捕獲器設置2日目

1晩経ちました。まだ変化はありません。

アライグマは夜行性なので、恐らく夜に現れるハズなのですが。。。

 

捕獲器設置3日目

!!!

朝行ってみると、お菓子がなくなっています。

檻の中心にある板を踏むと入口が閉まる仕掛けなのですが、板の手前まで食べられています。

みい
みい

知能犯ですね。

 

捕獲器設置4日目

板の上に1つ残っていたお菓子が食べられています。

入口が閉まらない様に、かなり警戒しているようですね。

カラスなのかと不安もよぎります。

 

捕獲器設置5日目

とうとう何か入っています。

奥にあるキャラメルコーンにも手を出したようですね。

タヌキかアライグマであると思われるものが丸まって寝ています。

 

調べてみるとアライグマの分かりやすい特徴は、

  • シマシマな尻尾
  • 細長い手足(前足と後ろ足で形が違う)
  • 白いヒゲが生えている

という訳で、間違いなくアライグマですね。

みい
みい

ちなみにアライグマ(特定外来生物)以外のタヌキやハクビシンだった場合には、引き取ってもらえず設置者が自分でリリースしなければなりません。

 

しばらく観察してみたのですが、近づいてみても暴れません。人馴れしているのでしょうか?

非常に大人しく、つぶらな瞳です。カワイイです。ペットにしたいレベルです。

小型犬よりも一回り大きいくらいのサイズです。

 

本日は土曜日で市役所が休みなので、しばらく、うちのペットです。

市が委託する業者が引き取りに来るまで、餌や水をやって保護する必要があります。

餌をあげたらお腹がいっぱいになって、寝てしまいました。

野生のアライグマはこの様な寝方をするのでしょうか。。。

 

おわりに

身近にアライグマがいるとは思いませんでしたが、いるものですね。

結局、市の委託業者が引き取りに来たのが金曜日だったのでほぼ1週間うちのペットになっていました。

両手を使って可愛くドーナツを食べていたので、ラスカルーとキュンキュンしていました(笑)。

 

その一方で、アライグマの農業被害額が全国で4億円を超えると報道されています。

うーん。複雑ですね。どうにかならないものでしょうかねぇ。

 

この記事を書いた人
みい

博士(農学)
専門は栽培学、植物生理学です。

種苗会社、農業資材・ハウス販売会社、大学で勤務経験ありです。

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